TNブレインを用いた症例:五十肩、外側上顆炎(テニス肘)
三叉神経に振動刺激を与えることで、脳が引き起こすエラー(異常筋緊張)を解除する施術方法「TNブレイン」(「TN」は、三叉神経を示す英語「Trigeminal Nerve」の略称)。今回は、五十肩、外側上顆炎(テニス肘)の患者さまの症状についてご紹介します。
【患者情報】
70代・女性
五十肩(右)、外側上顆炎(右)。テニス肘を患い、1年以上我慢している状態で来院。
日常生活に支障を来す痛みに、試行錯誤のアプロ―チ
検査を行ったところ、肩関節が90度以上あがらない状態でした。トムソンテーブル、ほぐし、はりきゅうを肩に行い、最大可動域まで上げられるように。しかし、長期間肘を伸ばし切ると痛みが残る状態でした。痛みにより腕を曲げた状態で過ごすため、間接拘縮が起こり、食事をする動作にも可動域制限がかかっていました。
検査を行うためにハイボルトを用いた電気施術を実施しました。屈曲ができるまでになりましたが、伸展の動きの痛みが取り切れずにいました。今度はM.Iインパクトを用いて肩、肘、手首の関節調整を行いました。それでも伸展の痛みは消えないままでした。
その後週2~3回の通院ペースで、ハイボルトを用いた電気施術、M.Iインパクトを用いた振動施術を試みた結果、約10回目の施術で肩が上がるようになりました。しかし、肩の屈曲と伸展、肘の屈曲など、複雑な動きにおいて痛みが取り切れませんでした。食事をする、物を取るといった、日常生活で欠かせない動作への影響が根強く残っていました。
>振動施術M.Iインパクトについてはこちら
>電気施術ハイボルトについてはこちら
この記事は会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
登録すると続きをお読みいただけます。
既に会員登録をお済ませいただいている方は、
ログインページよりログインしてお進みくださいませ。
関連記事
-
柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
柔整師・鍼灸師の施術メソッド
開催中のセミナー
-
2026.10.1 大阪
-
2029.2.7 Web
関連記事
-
2022.09.22人体における蝶形骨の機能とは頭蓋骨は、15種類23個の骨が、パズルのように組み合わさって形成されています。蝶形骨は、その頭蓋骨の中心にあり、正面からみると蝶が羽を広げた形をしています。 (公開:2019年12月25日公開、更新:2022年9月22日)
-
2022.08.26身体の感覚器と「振動」私たち施術者は、患者さまの骨・筋肉などに対してアプローチを行います。しかし、当然のことながら、直接、骨や筋肉に触れているわけではありません。実際は身体全体感覚器を通して刺激や圧を受け取っています。(公開:2019/12/16、更新:2022/8/26)
-
2022.05.02「正しい骨格から、患者さまの未来を変える」グループの“軸”を確立した接骨院事業は「人を育てる事業です」と語るのは、愛知県で2院の鍼灸接骨院、訪問マッサージ事業所を運営する伊藤先生。矢野アジャストメントの導入も、従業員の未来を考えたからこその選択だった。現在は、2院の自費型院運営経験を活かして、さらなる多店舗展開を視野に入れている。
会員数9,003人
アトラアカデミーに無料会員登録すると
-
法令など業界の
最新情報をGet! -
オリジナル動画が
見放題 -
実務に役立つ資料を
ダウンロード
処理時間:0.82042sec
使用メモリ:1.888MB
PHP Err (1)SQL Err (0)$Req (4)$View (32)$User (9)$Client (8)$_SERVER (193)SQL (37)CSS (0)JS (9)Extract Cache(4)None Extract Cache(1)
quarter 1.0
|
Null |
|
|